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「酒を飲んでいておぼえていない。そういうことをしたかもしれない」
警視庁の取り調べに対し、こう供述したのはジャニーズの人気グループTOKIOのメンバー、山口達也(46)。今年2月、山口が港区の自宅マンションで女子高生に無理やりキスをするなどしたとして、警視庁が強制わいせつ容疑で書類送検をしていたことが4月25日わかった。
日本テレビの情報番組「ZIP!」で“朝の顔”をつとめるなど「爽やかで誠実そうな好青年」というパブリックイメージだっただけに、未成年への性犯罪を犯したというギャップは世間に大きな衝撃を与えた。
分別のある中年男が、しかも歌番組やバラエティー、CMで活躍するジャニーズ事務所のトップタレントが、なぜ、こんな間違いをしでかしてしまったのか。
山口はNHK・Eテレ(旧NHK教育テレビ)で放送されている「Rの法則」の司会を務めている。中高生が興味を持っている話題を10代のレギュラー出演者がリサーチし紹介し、トークを繰り広げる教養バラエティー番組だが、そもそも事件のきっかけとなったのは彼が進行役の“仕事場”からだった。
女性はトイレに駆け込み母親に連絡
「オーディションで選ばれた番組レギュラー陣にはアイドリングやAKBに所属する現役アイドルがおおぜいいて、通学中にスカートの中が見えないようにするにはどうしたらいいか、ミニスカートに似合う美脚のためのマッサージ方法などきわどい企画もあり、若者を中心に人気がありました。
山口と女子高生の被害者A子さんは共演者ですが、番組の打ち上げの際、山口は彼女を自宅に招き入れたのです。自身も供述しているようにそこで酒を飲んだ山口は、A子さんにも酒をすすめましたが、未成年の彼女は断った。酩酊した山口はA子さんに『かわいいね』と言うなどして迫り、彼女が嫌がるのを無視してキスをしたのです。彼女からしたら山口は芸能界の偉い人ですが、番組の中では保護者のような立場です。しかし、それ以上の関係を迫られるかもしれない。怖くなった彼女はトイレに駆け込んでスマホから母親に連絡し、あわてて駆けつけた母親がA子さんを山口のもとから連れ出して、最寄りの警視庁麻布署に駆け込んだのです」(全国紙社会部記者)
なぜ“スクープ”したのがNHKだったのか?
あらためていうが、それはメディアが報じる2カ月前のことである。警視庁は双方から事情聴取をし、慎重に捜査を進めていた。また山口並びにジャニーズ事務所はことが発覚しないよう水面下で、A子さん及び保護者に示談交渉を進めていたようだ。場合によっては、関係者のみが知るだけで、事件がおおやけにならなかった可能性も否定できない。
しかし、なんと、この事件を“スクープ”したのは他ならぬNHKだった。25日夕方の「ニュース シブ5時」が第一報を打ち、それに続いてフジテレビ、TBS、テレビ朝日が続々と報じたが、日本テレビは「メイン番組である『ZIP!』『幸せ!ボンビーガール』『ザ!鉄腕!鉄腕DASH!!』が関わっているので、報道するのかどうかをふくめ対応に追われ、出遅れてしまった」(日本テレビ幹部社員)という。だが、自局の問題につながるような今回のケースにおいて、NHKがみずから率先して芸能界を支配するとまでいわれるジャニーズの不祥事を報じたのにはわけがあった。
「NHKが不祥事に対して隠蔽体質なのはむかしからですが、報道局からあがってきた性犯罪をジャニーズだから、微罪だからといって握りつぶしたとしたら、どうなるか。特に今回は加害者被害者が、子供たちを育む役割のEテレから出たことは絶対に見過ごせない。万が一それが変な形で露見して、やはり組織ぐるみで隠していたのかとなったら、国民から受信料不払いが巻き起こり、へたすりゃNHKがつぶれるほどの大変な事態になります」(NHK幹部)
キャスターとしての顔もあった山口
それほどのことなのに、世間には「かわいいから女の子にチューしただけでしょ」「こんな微罪で大騒ぎするなんて山口メンバーがかわいそう」という人もいるだろう。たしかに山口は以前、自身の離婚会見においても自分の口できちんと説明していたし、誠実な人物という評判もたくさん聞く。だが先述のとおり、未成年の女子高生相手で山口が教育的な立場にある番組での出来事だ。ドラマの相手役になって恋に落ちたとか、飲み会で一緒になり仲良くなったという話とは別ものだろう。
さらにまた山口は、昨今はセクハラ・パワハラ問題などが取り上げられる情報番組にキャスターとしてお馴染みの顔となっている。しかるべき常識人、また教養ある大人としてみなされ起用されているわけで、アイドルの範疇を超えた存在を期待されていたはずだ。それだけにファンのみならず、彼が活躍する姿を見て楽しむ視聴者を裏切る形になってしまった。うがった見方かもしれないが、どこかに「自分はジャニーズにいるから大丈夫」という気持ちはなかったのだろうか。そして報道で自身の性犯罪が発覚するまでの長い間、どんな気持ちでカメラの前に立ち、振る舞っていたのか。それとも自分のした行いに自覚がなかったのか。
贅沢な暮らしばかりだと思っていたアメリカが実は貧困格差が凄いってこと。
経済の常識的な考え方が間違っていると思うのは、「物価上昇と景気拡大を単純にイコールで結びがちである」という点です。
物価が上昇したアメリカでは、生活が貧しくなった
たとえば2000年以降、金融危機が起こるまでのアメリカが2%のインフレ目標を達成できていたのは、決してFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策が成功していたからではありません。たしかに、アメリカの消費者物価は2009年以降、FRBの物価目標である2%を下回っている年が多いものの、2000年以降では年平均で2%の物価上昇を達成することができています。2000年の消費者物価指数を100として計算すると、2017年は実に142にまで上がってきているのです。経済学的には物価の上昇は「良」とされているので、アメリカはまさに経済の優等生であるといえるでしょう。
しかし、私たちが見誤ってはいけないのは、このようなアメリカの物価上昇は国民生活が向上することによって達成されたわけではないということです。本当のところは、中国の急激な経済成長に伴い原油の需要が急拡大し、主として原油価格が高騰することによって起こったものなのです。その証拠として、アメリカの物価指数を項目ごとに分解して見ていくと、物価の本当の姿をとらえることができます。すなわち、2000年以降で特に物価上昇が激しかったのは、主としてガソリン、電気、食料などといった生活に欠かせないモノばかりだったのです。
原油価格が上がると電気料金も上がるというのは当然のことですが、なぜ原油価格が上がると食料価格まで上がるのかというと、現代の農業が石油に大きく依存しているからです。たとえば、畑を耕すトラクターの燃料は軽油ですし、肥料を散布する飛行機の燃料はケロシン(灯油に近い燃料)です。野菜を栽培するビニールハウスの暖房用の燃料は、主に灯油などが使われています。原油価格が上がれば、軽油やケロシン、灯油などもそれに連動して上がり、小麦、大豆、トウモロコシなどの価格も上がっていくのです。トウモロコシや大豆などの飼料穀物の価格が上がれば、鶏、豚、牛など食肉の価格も上がっていくというわけです。
アメリカの1世帯あたりの実質所得(中央値)が2000年より低い水準にとどまっている状況下において、ガソリン、電気、食料といったモノが2000年からどれだけ上がったのかを計算してみると、ガソリン価格は最高値の時に2.9倍、電気料金は1.7倍、食料価格は1.5倍にまで上昇しています。その一方で、自動車や衣料品などの価格はほとんど上がらずに、電化製品の価格などは日本ほどではないにせよ、大幅に下がってしまっていたのです。
消費者物価の上昇率を大きく超えて、生活に必要不可欠なモノの価格が上昇してしまったというのは、市井の人々の生活感覚から判断すれば、正味の実質所得は公表されている実質所得よりもずっと低くなっているということを意味しています。
一時的な住宅バブルが物価上昇の痛みを覆い隠していた
2017年末の時点でも、ガソリン価格は2.0倍、電気料金は1.7倍、食料価格は1.5倍の水準にあることを考えると、アメリカ国民の生活が日本と比べてかなり厳しい状況にあることがわかります。富裕層や裕福な中間層より下の人々にとっては、正味の実質所得は統計上の実質所得よりも1~2割くらい落ちていると考えられるのではないでしょうか。少なくとも2000年以降のインフレは、アメリカの景気拡大によるインフレというよりも、人々の生活水準を押し下げたインフレであったという要素のほうが強かったといえるでしょう。
ただ、2000年~2007年にアメリカ国民がそれを認識できなかった背景には、住宅バブルがそれを覆い隠していたという事情があります。
大して所得がない人々でも、住宅ローンやクレジットカードローンで借金漬けの生活を許されたのですから、たとえ低所得であっても生活が苦しいなどと感じる機会は少なかったでしょう。しかし、住宅バブルが崩壊した後は、そういった隠れていた事実が噴出し、アメリカが深刻な貧困や格差の問題に苦しむことになったのです。
その結果として、2011年に「ウォール街を占拠せよ」をスローガンとした大規模デモが起こったのですし、2014年~2015年にかけて全米各州で最低賃金を大幅に引き上げる動きが広がっていたわけです。
現実に、アメリカ国民の生活が極めて疲弊しているのは、アメリカ政府が2012年に公表しているように、国民の6人に1人が貧困層、3人に1人が貧困層または貧困層予備軍に該当するという厳しい調査結果が表しています。
アメリカのGDPと企業収益が金融危機の時期を除いて順調に拡大基調を続けてきたのとは対照的に、国内で貧困層および貧困層予備軍が増え続けて格差が史上最悪の水準にまで拡大してしまったというのですから、少なくとも2000年以降で見れば、インフレ目標政策がいかに間違っていたのかということを、私たちはしっかりと認識する必要があるでしょう(「貧困大国アメリカを追いかける日本」2014年1月10日付のコラムを参照)。
普通の人々の生活を苦しめる経済金融政策を改めるとき
私がいつも疑問に思っているのは、「経済政策や金融政策はいったい誰のために存在するのか」ということです。すべての人々や企業に平等に恩恵をもたらすユートピア的な経済政策や金融政策などは存在しないという現実を、私も承知しているつもりです。
とはいえ、それにしてもアメリカの大型減税策や日本のアベノミクス、主要国の中央銀行のインフレ目標政策などは、富裕層や大企業などごく一部に恩恵を集中させる政策のため、普通に暮らす大多数の人々の立場から見ると、あまりにも希望が持てないものばかりです。経済の本質や歴史について先入観を持たずにしっかりと検証していれば、このような格差を助長する経済政策や金融政策を行うはずがなかったのです。
私の先の疑問に対する答えはもちろん、普通の暮らしをしている人々のために存在しているということです。マクロ経済学を確立させたJ.Mケインズの師匠でもあった、ケンブリッジ大学のアルフレッド・マーシャル教授は学生たちをロンドンの貧民街に連れて行き、そこで暮らす人々の様子を見せながら、「経済学者になるには冷徹な頭脳と温かい心の両方が必要である」と教え諭したといわれています。アメリカの主流派の経済学者たちや、彼らを支持する欧州や日本の経済学者たちには、ぜひともマーシャル教授と同じ志を持ってほしいと思っています。
そのうえで、なぜアメリカで貧困や格差が深刻化しているのか、なぜトランプ大統領が誕生するまでになったのか、そういった現実をしっかりと直視しながら、普通の人々の生活を苦しめる経済金融政策を改めなければならないという考えに行き着いてほしいのです。
上司を銃殺して逃げた19歳巡査、、過去に『市民の身近な存在に』と語っていた
滋賀県彦根市の河瀬駅前交番で、彦根署の井本光巡査部長(41)が4月11日夜、拳銃で撃たれ死亡した事件で、滋賀県警は12日未明、同じ交番に勤務していた同僚の巡査の男(19)を同県愛荘町で発見、殺人容疑で逮捕した。
交番で上司を射殺し、逃走するという前代未聞の事件の犯人はどんな男なのか。
巡査は昨年春に警察学校に入校し、今年1月から滋賀県警彦根署に配属され、交番勤務に2週間ほど前からついていた。殺害された井本巡査部長は、指導役でもあった。
事件が発覚したのは、11日夜、パトカーが交番から4kmほど離れた愛荘町の田畑に突っ込み、放置されているという110番通報だ。まず、交番に別の警官が駆け付けたところ、椅子に座り机に前のめりで倒れている井本巡査部長を発見。背後から2発の拳銃で撃たれており、即死状態だった。その一方で、一緒に勤務についているはずの巡査とは連絡もとれない。交番の防犯カメラ映像で、巡査が発砲するシーンが映っていたことから、緊急配備。7百人の警官を投入し巡査を捜索した。
未成年者だったが、拳銃を所持している可能性があり滋賀県警は緊急性があるとマスコミに実名と顔写真を提供し、懸命の捜査にあたった。
日付がかわった、12日未明に鉄道の線路上を歩いていた巡査の男を発見して、逮捕した。
「防犯カメラから井本巡査部長は、事務の仕事をしていたところ、背後から巡査が2発、発射したことがわかっている」(捜査関係者)
巡査は逮捕後、拳銃を捨てた場所に捜査員らを案内した。またATMで逃走資金にしようとしたのか、50万円をおろしていた。
巡査は取り調べに対しては淡々と、「その場からパトカーに乗って逃げました。井本巡査部長はイスに座ったまま前に倒れ、ピクリともしなかったので、死んだと思いました」「怒鳴られたから撃った」などと供述しているという。
「警察学校では徹底して、拳銃の重要さを教えられる。握るな、指を入れるなと指導される。それがどうしてこんなことに」と前出の捜査関係者も絶句する。
巡査は滋賀県内出身。高校時代は野球部に所属し、3年生の時は、外野手として夏の地方大会などにも出場。警官を目指したのは、滋賀県警が開催したオープンキャンパスで警察の逮捕や捜査の様子を体験。その際、地元紙のインタビューに<「警察官になりたくて来た。交番や生活安全課で働き、市民の身近な存在になりたい」>と巡査は答えていた。
その言葉通り、交番の勤務をスタートさせたばかりでの凶行だった。
「高校時代は、明るくて楽しいヤツだった。野球部でもタレントのものまねやったり、チームのムードメーカーで負けていても、大きな声出して鼓舞するような性格。オープンキャンパスの後では『警察はすごい、逮捕のシーンはすごい迫力だった』といい、警察学校への入校も喜んでいた。彦根署での勤務が決まってからも『警察は法律から、ち密な捜査、体力勝負の警備となんでもできなきゃ市民の力になれない。とにかく頑張る』と元気いっぱいに話していた。どうしてこんな事件を起こしてしまったのか。信じられない」(高校時代の同級生)
一方、殺害された井本巡査部長は妻も警官で子供もいる。
「巡査はパワハラ、怒鳴られたからと言っているようだが、警官だからある程度は厳しい。だが、井本巡査部長はパワハラと言われるような指導をする人間ではない。本当に信じられない事件だ」と同僚は話す。
警官が所持する拳銃で、同じ警官を射殺という警察史上はじめてという犯行。今後、警官の拳銃所持の在り方に一石を投じることになりそうだ。
ながら運転、無灯火運転で高額請求、、自転車でも人生棒に振る可能性が?
自転車は手軽で便利な乗り物であり、大人から子供まで幅広く利用されていますが、統計によれば年間10万件近い事故が起こっており、死亡事故も何件か報告されています。
■自転車、法的には「軽車両」
自転車は道路交通法上、「軽車両」に分類されるので、歩道と車道の区別のあるところでは自転車は車道を通行するのが原則となります。歩道はあくまで歩行者優先です。歩道に「自転車通行可」や「普通自転車通行指定部分」の道路標識や道路標示が設けられている場合、歩道の通行はできますが、歩行者の妨げとなる場合は一時停止する必要があります。
どうです? かなり厳しいですよね。残念ながらほとんど守られているとは言い難い状況で、狭い歩道でも歩行者の横を縫うように疾走する自転車も少なくありません。
2015年6月から改正道路交通法が施行され、「自転車運転者講習制度」が始まりました。信号無視、スマートフォン(スマホ)などの「ながら運転」など、危険な自転車運転をして違反を3年内に2回以上した場合、講習を受けなければならないと定めています。
制度が施行された直後は「警察の取り締まりが厳しい」という声が聞かれましたが、今はどうでしょうか。私の印象だけかもしれませんが、最近は警察に止められている自転車を見たことがありません
事故の態様によっては過失の立証が難しい場合もあるかもしれませんが、相談のケースのように自転車の運転者が雨の日に無灯火で走行していたのであれば、運転者の過失が十分認定できると思われます。
請求できる損害は、自動車事故などとほぼ同じ考え方になります。つまり、病院での治療費や入院にかかった雑費、休業損害、入通院への慰謝料、後遺障害が残った場合には後遺障害慰謝料、逸失利益などが請求できます。また、不幸にして死亡した場合には死亡慰謝料も請求できます。時としてかなりの高額になるのは自動車事故の場合と同じです。
高額賠償を命じられた運転者側は賠償金を払いきれず自己破産することもあるようです。しかし、自己破産だけで支払い義務が消滅するわけではありません。裁判所から免責の許可を受けて初めて支払い義務がなくなります。
破産法では「故意または重大な過失により加えた人の生命または身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権」は免責されないと規定しており、自転車事故により生じた損害賠償債権がこれに当たるかどうかが問題になります。
免責許可が出る場合もあるようですが、最近の判例では、夜間の歩道上を無灯火かつ時速25~30キロで走行する自転車が歩行者に正面から衝突した事案について「故意に比肩する程度に重い過失」と認定し、免責を認めませんでした。このため、過失の内容次第では自己破産しても免責許可が受けられず、一生支払い義務を負うケースもありうるのです。
実際、最近起きた女子大生が自転車運転中に死亡事故がありましたが、、、、、、
ハリル、、『すべてが金だった』と衝撃の告白!!!!
日本サッカー協会(JFA)はロシア・ワールドカップ本大会を約2カ月後に控える中、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約解除を決断した。緊急会見を開いたJFAの田嶋幸三会長は、契約解除の理由に関して「選手とのコミュニケーション面」、「信頼関係の(悪い意味での)変化」が「最終的なきっかけ」と説明した。
では、ハリルホジッチ“前”監督はパリのホテルで解任を伝えられたとき、どんなことを考えたのか。そして今、何を胸に秘め、どんな思いを抱えているのだろうか。
日頃からハリルホジッチ氏と交友の深い『Goal』クロアチア編集部が、独占で彼の言葉を入手した。「あまり多くを話すことはできない」と前置きしつつ、ほんの数日前までロシアで日本代表を率いるはずだった男が、現在の心境を静かに語り始めた。
■独白「特定の選手と問題があったということはない」
――フランスのご自宅にまでメディアが取材に来ているようですね。
今はいくつかの個人的な事情で(クロアチアの)スプリトにいる。もう2〜3日はここにいることになるだろうね。
――今回、ワールドカップを直前にして「契約解除」という通告を受けました。
とんでもないことだ! まだショックを受けている。JFAの決定を受け入れるのは難しい。信じてほしい。私はこういった決断に値しないし、日本代表には素晴らしい雰囲気があった。ワールドカップに向けていい結果も出ていた。それなのに、こんなことが起きた。悲しいし、ショックだし、失望もしている。
――なぜ、こうした事態が起こったのでしょうか?
なぜかって? 日本では、すべてが金とビジネスによってひっくり返ってしまった。確信はできないが、それが大きな理由だろう。数日以内に日本へ飛ぶ。そこで色々とコメントさせてもらうよ。
――田嶋会長は、選手からの信頼を失ったことが「最終的なきっかけ」と話していました。
特定の選手と何か問題があったということはない。些細なことも含めてだ。もちろん経験のある選手の中に、ワールドカップに臨む上で自分の場所があるのかどうかを気にしている者はいた。そのうち2、3人は最近あまりプレーしていなかったし、悩んでいたのだろう。それには確信を持っている。しかし、すべてのクラブや代表チームで自分の状況に満足している選手などいないはずだよ。
■来日時に何を語るか…
ハリルホジッチ氏が口にしたのは、JFA側の説明とは異なる内容。しかも新しい理由を推測する言葉も出てきた。「火のないところに煙は立たぬ」というが、これまで監督を務める中で何らか思うところがあってのコメントなのだろう。
彼は本当に来日するのか、そして何を語るのか。今12日には田嶋会長が同席の下、西野朗新監督の就任会見が開かれるが、前代未聞の大騒動はまだまだ収束の気配を見せていない。
【悲報】海底ケーブルが切断され、インターネットが遮断!国全体がオフラインに!?!?!?
- モーリタニアは、海底ケーブルが切断されたことで、2日間、インターネットに接続できなくなった。
- 当時、シエラレオネ政府は国民のインターネットアクセスを制限したが、その理由は分からない。
- 海底ケーブルは、妨害工作に対しては極めて弱い。
- イギリスおよびアメリカの軍関係者は、ロシアは同様のことを行う能力を持っていると警告した。
長年にわたり、敵対的な海外勢力が海底ケーブルを切断する可能性は懸念されてきた。海底ケーブルは国際的なインターネット接続を支えている。
2018年4月はじめ、似たような事件が起きた。1つの国全体、具体的にはモーリタニアが海底ケーブルの切断が原因で2日間、インターネットに接続できなくなった。
アフリカの沿岸国とヨーロッパを結ぶ、全長1万7000キロメートルのACE(African Coast to Europe)海底ケーブルが3月30日に切断され、シエラレオネとモーリタニアのインターンネット・アクセスが部分的、あるいは完全に遮断された。
コートジボワール、セネガル、赤道ギニア、ギニア、ギニアビサウ、リベリア、ガンビア、ベニンも影響を受けたと、オラクル傘下のインターネット関連企業、Dynは述べた。ACE海底ケーブルは、アフリカからフランスへ、22カ国を結んでいた。
ケーブルが切断された理由は不明。だが、シエラレオネ政府は、大統領選の決戦選挙に影響をおよぼそうとして、3月31日から4月1日にかけて、国民のインターネット・アクセスを制限したと見られている。
過去5年間、海底ケーブルが結ぶ地域では、大規模なアクセス障害はなかった。
モーリタニアのアクセス遮断は特に深刻だった。Dynのグラフ(下図)を見ると良く分かる。
「最大規模の、長時間にわたる障害がモーリタニアで見られた。完全なアクセス遮断が48時間続き、部分的にしか回復していない」とDynはブログに記した。
国際的な海底ケーブルは、複数のレベルの冗長性を備えている。
だが今回のケースは、ケーブルの切断というシンプルな事態に対して、インターネットがいかに脆弱なのかを示した。APEC(アジア太平洋経済協力)によると、国際的なデータの97%が海底ケーブルを通っている。
イギリスとアメリカの軍関係者は、海底ケーブルの安全性を守る施策はあまり行われておらず、ロシアは海底ケーブルの近くで活動を続けていると繰り返し警告している。2013年、海底ケーブルを切断しようとした疑いで、エジプトで3人のダイバーが逮捕された。
「敵対勢力による海底ケーブルへの全面的な攻撃を受けた場合、最悪のケースでは、そのインパクトはほとんど壊滅的なものとなる。比較的限定的なアクセス障害でさえ、巨大な経済的混乱を引き起こし、軍の通信にダメージを与える恐れがある」と元アメリカ海軍大将のジェームズ・スタヴリディス(James Stavridis)氏はシンクタンク、Policy Exchangeの2017年のレポートで述べた。
「ロシアの潜水艦は、北米の深海海底ケーブルの近くで詳細な監視とターゲット設定を行っている」と同氏は付け加えた。
今回のACEケーブルの切断にロシアの関与を示すものは何もない。だが、モーリタニアのケースは、海底ケーブルの切断による1国のインターネット・アクセスの遮断の影響を、軍の戦略として研究するための格好の事例となるだろう。
受刑者逃走で住民らが『身動きとれない』不満の声、、
松山刑務所大井造船作業場(愛媛県今治市)から平尾龍磨受刑者(27)が逃走し、盗難車が広島県尾道市の向島で発見された事件。島内は9日、早朝から巡回のパトカーが行き交い、物々しい雰囲気に包まれた。市内の小学校はこの日が入学式で、車の発見現場近くの市立向東小の校門付近では、警察官や住民が子どもたちの登校を見守った。
車が見つかったのは、向島と尾道市街を結ぶ尾道大橋の入り口に近い国道317号沿いの駐車スペース。バス停とトイレ、数台分の駐車場があり、周囲に人家はない。橋の周辺では検問が行われ、渋滞が続いた。
駐車場から約1キロ離れた住宅地に住む女性(80)は「朝から近所にパトカーが何台も走り、ヘリコプターの音もして、何事かと驚いた。買い物に行こうにも国道が渋滞していて身動きが取れないし、家を空けるのも怖い。近くには学校もあり、更に大ごとになる前に解決してほしい」と不安そうだった。
午後には、平尾受刑者のものとみられる靴が島内で見つかっていたことも明らかに。向東小近くに住む無職男性(67)は「普段ならこの辺りは犬の散歩などで歩く人を見かけるが、今日は朝からほとんど人の姿がない。留守が心配で、自分も家に居る。情報も少なく、何が起きるか分からないと考えると怖い」と話した。